2005年1月25日
台本、リハなしの一人芝居
桃井かおりさんが一人芝居をやられるそうです。なんと、その一人芝居、台本もリハーサルもなし。ということは、芝居でありながら、それは、その瞬間の演者そのものであるということ。う〜ん、モーレツに観たい!
「今さら練習した手口を見せても面白くない。想像する客側が真実を見つけて」
台本に沿って、練習したものをお客に見せる…というのが
よくある“芝居”のスタイルです。演じる側は、話の運びや、
結末、主題を熟知していて、何度も繰り返し練習したものを
上演します。観る側は、完成されたものを目にします。
どちらも用意されたゴールに向かって進んで行くわけです。
ゴールが約束されているということは、すごく安心できます。
しかし、この桃井かおりさんの一人芝居は、観ている人にも
演じている本人ですらも、そのゴールが分かりません。というか、
ゴールそのものがあるのかどうかも分かりません。
両者ともかなり不安な状況です。
この不安感、そしてやってみるまで分からないというところ、
「I ask U」に通じてるかな?と思ったりしてます。
普段の生活もそういうもので、結局のところどこでどうなるかなんて
誰にも分かっていません。でも、いつも不安なわけではなく、楽しみ、
喜び、悲しんでいますよね。
芝居という虚構の世界が、見方をちょこっと変えると
限りなく現実に近づいてきました。
(記/農宗)
2005年1月25日 14:19
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